2021年大学入試は、コロナ渦の影響が色濃く出たようです。
感染リスクの懸念や、経済的な影響から地方から受けに来る首都圏の大学受験者が大幅に減ったようです。2022年入試に関しては、ワクチン接種がどこまで進むかによるかですが、いずれにせよ今年と同じということにはならないのではと思われます。
学校推薦や総合選抜などの推薦系の入試の受け皿を、特に国公立大学では増やす方向性があったこと、またコロナや入試制度改革元年として共通テストがスタートした年でもあったため、昨年度の高3生は不安要素の多かったことなどによって、推薦系へのシフトした受験生が多かったようです。
ただし、推薦系の試験も学力試験を課す傾向にあり、共通テストを課す大学などもあり、昔の様に学校の評定平均だけではなく、これからは、しっかりと入試の基礎レベルの学力は身に付けるつもりで油断せず学力を身に付けることが必要です。(高1、2年生は特に意識した勉強計画が必要)
総合選抜を狙う人は、一般受験するつもりで勉強していく必要があります。
共通テストに関しては、センター試験から平均点が上がったそうですが、これは予想通りかと思います。平成29年度、30年度の試行テストがあまりに得点率が低かった反省もあったのでしょう。 また、傾向的に新しい試験制度を導入した初年度は共通一次もセンター試験の時も比較的易しい問題でしたから、平均点が上がったのは予想通り。しかし、来年は思考力を問う問題が多くなるので、それなりの対策が必要ですね。 それと、国語力は身に付けないと問題を理解するところで躓く可能性もあります。
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